ベトナム 〜5日目〜 『 男子三日会わざれば刮目して見よ 』
ベトナム5日目の朝。残り滞在期間もあと少し。残り少しだから、日本に帰るまでの期間があと少しだから、やることを明確にし、ギアを上げて動く、動かないと、と、自然と身に力が入る。そこで、お世話になっている社長はこう言った。『それを日本でも、そして、どこでもずっと続けないと、それができたら、さらにレベルアップする』と。普段の生活からベトナムにいる時の行動力、信念の強さ、ガムシャラ感で、動かないと、この時の自分はとにかく無我夢中でなんでもやったろう!という気持ちだった。この時から先輩方に、『変わったね〜^_^』『いいね〜』『殻破ったね〜』と言われ始め、嬉しい気持ち反面、もっともっとという気持ちもあった。
まず、この日は先日在日ベトナム日本大使館に行った流れで次は日本領事館に行くことになった。とても急だったので、話すことができるかわからない中、連絡やメール、お世話になってる先輩のお知り合いの方にコネクトしていただきながら、意地でもベトナムにたいする自分の気持ちを伝えようと必死だった。しかし、結果は領事館の前まで行ったもののお話しさせていただくことはできなかった。『悔しかった』。 ベトナムでの有限な時間の流れの中、何かができなくなる、というのは自分にとってあってはならないことだったから。
そのあと、先輩方や社長と合流し、言われた最初の一言。『今日の成果は?』と。そう、社長はよく自分にこう言う。『 男子三日会わざれば刮目して見よ 』と。この言葉は三国志の時代の頃の言葉なのだが、日々鍛錬していれば3日もあれば人は別人のように変わるという意味だ。逆に、久々に会って何にも変わってないのは論外だ、そういう意味でもある。思えばベトナムでの最初の数日間同行したが、先輩方や社長は、誰かと会うたびに、新しいことが決まり、前に進み変わって行った。もちろん3日前はおろか、昨日と今日でも全く違う。 だからこそ『今日の成果は?』という問いかけに繋がったのだろう。
そう聞かれた時、領事館の方とお会いできなかった自分は夕方の時点で何も成果を得ていなかった。
その時自分と先輩方はカフェにいた。ここにこのまま先輩方といても何も成果は得れない、そう思った自分は21時までというタイムリミットとも意味取れる時間を与えられ、すぐさまカフェを飛び出し、今後につながる成果を探しに行った。
とにかく成果をと思い、自分の得意分野のフィールドでもあるトレーニングジムを探して歩いた。そこにいけば何かしら今後につながるかもしれないと思ったからだ。そして、道行く人にジムの場所を教えていただき、ジムに向かった。その途中、さくら日本語学校という学校の前をたまたま通った。お!なんか面白そう!と思った自分はそのままその学校に飛び入り、先生に許可を取り、そこの生徒さん達と日本語を交えながら会話をした。
頑張って日本語を話そうとする姿、必死に色々質問する姿、見ていて、なぜか昔を思い出し、感動した。この雰囲気いいな〜と思った。
そうしていると、その学校の企画開発部部長の前田さんが来てくださり、この学校の歴史や、ベトナムと日本語のこと、なぜここで働こうと思ったのかなど、色々深い話をすることができた。また、その前田さんのお知り合いの方もまた、ベトナムの日本語学校で働いており、そこの校長を務めていたり、そのお父さんはベトナムで映画監督を務めていたりと、何か面白そうな匂いがプンプンした。
『次ベトナムに来る際は是非連絡下さい』と言っていただき、ここで、成果に繋げれそうな繋がりがまた一つできたのかなと思う。
今回の出会いはジムに行く道でたまたま見かけた、運のようなものだ。しかし、この運や奇跡ってとても大切で、いわゆる『もってる』か『もってないか』という話なのだが、
その運を引き寄せるような行動を日頃からできているか、いかに密度濃く行動できているかが、いざとなって運として返ってくる。そういうもんだと自分は思う。だから自分の社長はびっくりするほど運が良かったりする。納得だ。
今回の日本語学校での出会いがちゃんとした成果と言えるのかはわからないが、確実に次に繋がったのは確かである。領事館の方とお話しできず、悔しい気持ちを持ったままその日、社長に言われた一言『今日の成果は?』この一言で無我夢中になり、何が何でも!この気持ちが、そういった出会いを与えたのかなと思う。
大事なのはその無我夢中の気持ちを『ずっと、どこにいても』。それを学んだベトナムでの5日目だった。
p.s.
そのあと我々は疲れた身体でカラオケに行き、思いっきり楽しんだとさ。切り替えが大事、ゾーンに入るときは入る。
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